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WORLDS OF ARCADIA / FACTION ARCHIVE

異世界殲滅連合軍

Interdimensional Extermination Coalition Forces

我らの世界を、人類の手に。

IEC / 殲滅連合軍 / 2052年設立

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OVERVIEW

異世界殲滅連合軍は、2052年に設立された国際的な集団安全保障組織である。

2045年に発生した「大災害」によって大量の異世界人および異世界由来の生物・文明・魔法技術が地球へ流入して以来、各国では異世界人との共存を巡る政治的・社会的対立が激化した。

2048年、異世界人勢力が国際連合に対して自治権の承認を要求したものの、加盟国の全会一致によって否決。翌2049年にはアフリカ中央地域で異世界人勢力による大規模蜂起が発生し、人間社会における異世界人への警戒感は決定的なものとなった。

さらに2050年、異世界人を中心とした国家「ワロキア自由共和国」が成立すると、一部の国家はこれを「地球上に異世界文明による独立国家が誕生した」と認識し、重大な安全保障上の脅威と判断した。

こうした情勢を背景に、2052年、サユースライ社会主義人民連邦欧州連合中華帝国の三勢力を中心として、異世界勢力への共同対処を目的とした異世界殲滅連合軍が正式に発足した。

加盟国の政治体制や思想、宗教、経済制度は大きく異なるものの、「異世界から来た勢力を地球世界から排除する」という一点においてのみ強固な一致を見せている。

PRINCIPLES

統一された政治思想を持たない同盟

殲滅連合軍には、統一された政治思想は存在しない。社会主義国家、民族主義国家、権威主義国家、民主主義国家など、加盟勢力の政治体制は極めて多様であり、本来であれば互いに対立していても不思議ではない国家も参加している。

しかし彼らには共通する認識が存在する。

「この世界は、元々この世界に存在していた人類のものである。」

殲滅連合軍は、大災害によって出現した異世界人を単なる難民ではなく、別世界から地球へ流入した外来勢力として扱っている。

異世界人が国家を形成し、領土を保有し、軍隊を編成することは、将来的な人類文明への脅威となるという考えが加盟国間では共有されている。

「排除」の定義を巡る温度差

最終的な目標は、「地球世界における異世界勢力の政治的・軍事的影響力を完全に排除すること」とされる。

ただし、「排除」の定義については加盟国ごとに大きな差がある。異世界人の国外追放や武装解除のみを求める比較的穏健な勢力も存在する一方、異世界文明そのものの完全消滅を主張する急進的な勢力も存在している。

この思想的温度差は、殲滅連合軍内部における最大の政治問題の一つとなっている。

THREE CORE POWERS

殲滅連合軍は形式上、加盟国同士が対等な国際組織である。しかし実際の軍事・外交上の意思決定については、サユースライ社会主義人民連邦・欧州連合・中華帝国の三大勢力が圧倒的な影響力を持つ。この三勢力は俗に「三大国」あるいは「三極」と呼ばれている。

大規模軍事作戦、新規加盟国の承認、戦略兵器の使用、停戦交渉など、重要な事項については三大国間で協議が行われる。三国の方向性は必ずしも一致しているわけではなく、内部では激しい政治的駆け引きが行われている。

サユースライ社会主義人民連邦の国旗

サユースライ社会主義人民連邦

陸上軍事力 / 科学至上主義

殲滅連合軍最大級の陸上軍事力を保有する国家。科学至上主義を掲げ、魔法や異世界文明を「人類文明を停滞させる非科学的存在」として敵視している。

大量の兵器・装甲車両・航空機を保有しており、物量を重視した大規模戦闘を得意とする。

また、生体工学や人体強化、特殊兵器などの研究にも積極的であり、連合内部でも最も過激な研究を行っていると噂されている。

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欧州連合の国旗

欧州連合

経済・技術・外交

殲滅連合軍の経済・技術・外交面を支える巨大勢力。高度な軍事産業と科学研究機関を持ち、精密誘導兵器、電子戦、情報戦、防空システムなどを得意とする。

表向きには「人類文明と国際秩序の防衛」を掲げているが、加盟国間でも異世界人への対応方針には差が存在する。

特に異世界解放同盟軍の中心国であるグレートブリテン王国とは深刻な政治的・軍事的対立関係にある。

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中華帝国の国旗

中華帝国

人的資源・工業生産・兵站

巨大な人口と工業力を背景に、殲滅連合軍最大級の人的・生産能力を持つ大国。大量生産可能な兵器体系と大規模な兵站網を保有しており、長期戦において極めて高い能力を発揮する。

サユースライが軍事力、欧州連合が技術力を担当するとすれば、中華帝国は巨大な工業生産力によって連合全体の戦争継続能力を支えている。

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ORGANIZATION

多国籍軍方式

殲滅連合軍は単一国家の軍隊ではない。各加盟国の軍隊が自国の指揮系統を維持したまま参加する、多国籍軍方式を採用している。

そのため、以下の多数の組織が共同して活動している。

  • 陸軍
  • 海軍
  • 空軍
  • 浮遊艦隊
  • 特殊作戦部隊
  • 情報機関
  • 科学研究機関

連合統合作戦司令部

大規模作戦では「連合統合作戦司令部」が設置され、複数国家の部隊が共同で作戦を実施する。

ただし装備体系や軍事思想が加盟国ごとに異なるため、現場では指揮系統や補給規格を巡る問題が頻繁に発生している。

PERSONNEL

「現代人」を中心とした構成

殲滅連合軍の軍人および関係者のほとんどは、大災害以前から地球に存在していた人類、通称「現代人」によって構成されている。異世界出身者が軍に所属することは極めて稀である。

このため殲滅連合軍は、異世界解放同盟軍からしばしば「人類至上主義勢力」と呼ばれている。

異世界出身者への制限

一部には、次のような異世界人も存在する。

  • 地球側へ亡命した異世界人
  • 解放同盟に反対する異世界人
  • 情報提供を条件に保護された異世界人

ただし重要部署への配属には厳しい制限が設けられている。多くの加盟国では異世界人に対する徹底した身元調査と監視が行われている。

MILITARY TECHNOLOGY

殲滅連合軍最大の特徴は、極めて発達した科学技術である。異世界解放同盟軍が魔法と科学の融合を積極的に進めているのに対し、殲滅連合軍では純粋な科学技術を重視する傾向が強い。

欧州連合は科学と魔法を併用し、中華帝国は仙術と逆行解析を活用する。サユースライの科学至上主義とは異なり、連合全体が魔法を一律に禁じているわけではない。

特に研究されているのが、「人間そのものの能力を最大限まで引き出す兵器」である。

人間の能力を支える装備

  • 強化外骨格
  • パワードスーツ
  • 高性能暗視・照準システム
  • 神経接続型兵器管制装置
  • 生体情報連動型戦闘システム
  • 高性能義肢
  • 身体能力補助装置

無人兵器・火力・電子戦

  • 無人戦闘機
  • 無人戦闘車両
  • 自律型偵察ドローン
  • 高出力レールガン
  • 高性能レーザー兵器
  • 電子戦兵器
  • 対魔法妨害装置
「魔法を使えなくても、人間は科学によって魔法使いと戦うことができる」

これが基本思想である。そのため殲滅連合軍の兵士は、一人一人が高度な電子装備や情報支援システムによって強化されている。

COUNTER-MAGIC

魔法使いを倒すための軍事科学

異世界勢力との戦争では魔法使いや魔法生物と戦う必要があるため、殲滅連合軍では独自の対魔法戦術が発達している。

魔法そのものを科学的に再現するのではなく、「魔法を使用する存在を科学的に分析し、弱点を突く」という考え方が基本となっている。

  • 魔法使いが詠唱を必要とするのであれば、狙撃や制圧射撃によって詠唱時間を与えない。
  • 空を飛ぶ魔法生物に対しては、対空ミサイルや機関砲を使用する。
  • 防御魔法に対しては、一発の巨大な攻撃ではなく、多方向から大量の攻撃を加えて魔力を消耗させる。

こうした研究によって、「魔法使いを倒すための軍事科学」が急速に発展している。

THE FIRST DIMENSIONAL WAR

異世界解放同盟軍の紹介へ

2052年以降 — 完全な敵対関係

異世界殲滅連合軍と異世界解放同盟軍は完全な敵対関係にある。2052年に両陣営が成立して以降、世界各地では代理戦争や小規模な武力衝突が発生していた。

特に、以下の地域では両陣営の軍事的緊張が極めて高かった。

  • アフリカ
  • 東ヨーロッパ
  • 中央アジア
  • 地中海
  • 大西洋
  • 異世界人自治地域周辺

2054年3月17日 — 浮遊戦艦レーニン撃沈

サユースライ社会主義人民連邦所属の浮遊戦艦「レーニン」が、正体不明の攻撃によって撃沈される。

サユースライ政府は異世界解放同盟軍による攻撃であると主張。これを契機に両陣営は全面戦争へ突入した。これが、第一次次元大戦の始まりである。

INTELLIGENCE

中立国への働きかけ

殲滅連合軍の戦争は、戦場だけで行われているわけではない。連合各国の情報機関は、中立国および戦争不参加国に対して大規模な諜報活動を行っている。目的は、中立国を殲滅連合側へ引き込むことである。

  • 政府関係者への接触
  • 世論工作
  • 情報操作
  • プロパガンダ
  • 親殲滅派政治家への支援
  • 解放同盟勢力に関する情報収集
  • 軍事施設への偵察
  • 反解放同盟組織への秘密支援

場合によっては秘密工作によって国内世論を反異世界方向へ誘導することもある。

日本帝国

特に重要視されているのが、日本帝国である。日本帝国は中立国の中でも非常に強い軍事力・経済力・外交力を持っているため、殲滅連合軍と解放同盟軍の双方が日本を自陣営へ引き込もうとしている。

しかし日本帝国政府は永世中立を掲げており、現在のところ両陣営から一定の距離を維持している。

INFORMATION WAR

連合側の公式説明

殲滅連合軍は、自らを単なる「異世界人排斥組織」とは表現しない。公式には、「人類文明防衛のための国際安全保障機構」と称している。

連合側の宣伝では、次のような主張が展開されている。

「大災害は異世界によって引き起こされた」
「異世界国家の拡大を許せば人類の領土は奪われる」
「魔法という未知の力に人類社会を支配させてはならない」

解放同盟軍側からの批判

「殲滅連合軍は恐怖と憎悪を利用して戦争を続けている」

異世界解放同盟軍側は、このように激しく批判している。

第一次次元大戦は軍事力だけではなく、「どちらが世界の正義であるか」を巡る巨大な情報戦でもある。

A FRAGILE COALITION

「思想ではなく共通の敵によって成立した同盟」

加盟国同士の政治思想や国家利益は大きく異なっている。しかし、異世界勢力の拡大を阻止するという目的が存在する限り、彼らは互いの違いを棚上げして協力する。

逆に言えば、異世界という共通の敵が存在しなくなった瞬間、殲滅連合軍内部の対立が一気に表面化する可能性もある。

この不安定さこそが、巨大な軍事力を持ちながらも殲滅連合軍が完全な一枚岩になれない最大の理由となっている。

SLOGANS

公式標語

「我らの世界を、人類の手に。」
「科学こそ、人類を守る盾である。」
「一つの世界、一つの人類。」

兵士たちの間で使われる言葉

「地球は我々の世界だ。」

軍内部では、このより直接的な言葉が兵士たちの間で広く使われている。